灯台もとテラス

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2023.11.26

ゼロカーボン×森づくり(エネシフミートアップVOL.3)

※今回は学生ライターが記事執筆を行いました。

こんにちは!学生ライターの笹野陽菜と森永凜音です。(滋賀県立大学)

今回は、2023年10月7日(土)に滋賀県長浜市木ノ本町で行われた

『エネシフミートアップVOL.3~ゼロカーボン×森づくり』に参加した様子をお伝えします。

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(今回のチラシ)

エネシフミートアップは、エネシフ湖北が主催し、

「ゼロカーボン×○○」をテーマに多様な人が参加し、

緩やかに繋がることを目指しています。

↓前回はこちら

目次

  1. 長浜市伊香森林組合の取り組みについて
  2. 白熱する質疑応答!
  3. ながはまゼロカーボンビジョンについて
  4. バーベキュー
  5. 参加された方にお話を伺いました
  6. 参加してみて

今回も、森林組合や地域で森づくりに携わる人、市役所、環境省、大学教授、大学生、

ゲストハウスを営む方、発電事業者等、多様な年齢・立場の人が参加されました。

天候にも恵まれ、木ノ本の美しい自然に囲まれながらのんびりと森について話し合いました!


長浜市伊香森林組合の取り組みについて

まず最初に、長浜市伊香森林組合の小谷さんから組合の取り組みについてのお話です。

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(長浜市伊香森林組合の小谷さん)

事業の中でも特に印象に残ったのは、「提案型施業集約化による利用間伐事業」

この事業は、森林所有者さんの林地を集約化して間伐事業を行うもので地域全体で山を育てるのだそうです。

森林組合と聞くと木を切るというイメージだけでしたが、

お話を聞く中で、切りつつ「守る」活動の熱意を感じます。

白熱する質疑応答!

長浜市伊香森林組合での取り組みを聞き終えた後に参加者のみなさんによる質問タイムです。

例えば、
「この土地(長浜)で林業をする意義とは?」
と聞く参加者に対して、

「森林の健全性を保たなければ,さまざまな面で悪影響を及ぼすからだ」

と小谷さんが回答する場面がありました。

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(白熱する質疑応答)

間伐などの森林管理をして森林の健全性が保たれなければ、

土壌環境の悪化による土砂災害や獣害の発生要因となり、

私たち人間の生活にも影響が出るのです。

木々は身近にあるのにこんなにも知らないことがあったのかと驚いたと同時に、

学生の自分ができることは何だろうと改めて考えさせられます。


ながはまゼロカーボンビジョンについて

次は、株式会社バイオマスアグリゲーションの久木さんによる長浜のゼロカーボンの取組についてのお話です。

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(株式会社バイオマスアグリゲーションの久木さん)

長浜市は、2022年3月に2050年に二酸化炭素排出量を実質排出ゼロにすることを自治体として目指す

「長浜市ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。

これを受け、2023年3月にながはまゼロカーボンビジョン2050を策定しました。

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(ながはまゼロカーボンビジョン2050(概要版))

ゼロカーボンとは、

二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を削減、吸収量も含め、実質的にゼロにすることです。

ですが、このながはまゼロカーボンビジョンはゼロカーボン(脱炭素)することだけが目的ではありません。

ゼロカーボンは、地域のさまざまな課題を解決するための”ツール”であり、

自分たちの困りごとと掛け合わせて地域をよりよく創っていくことが目的だそうです。

「ゼロカーボン」と「森林」を掛け合わせたバイオマスエネルギーの熱利用に関する取組事例もお話いただき、

長浜での実現可能性についても議論が広がります。


バーベキュー

最後にお楽しみ会としてバーベキュー!

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(乾杯!)

それぞれ飲みながら食べながらも、会話は「地域を良くしたい」という熱意溢れるものばかり

日が暮れてもみんな気にせず続きます。


参加された方にお話を伺いました

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(伊香森林組合の小谷さん)
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(立命館の学生さん)

(伊香森林組合の小谷さん)
「森林に対して森林所有者とそうでない人には思いに差がある。今回は双方を結びつける場になって良かった。」

(古民家ゲストハウスAMARI/カフェsantocoの杉本さん)
「色々な分野の人たちが参加している。こういった場に参加することで将来繋がる可能性もある。」

(立命館大学の学生さん)
「地域の団結力を感じた。これから自分も関わっていきたい。」

今回のミートアップは多くの繋がりを生み、自分ができることを考えるきっかけになったようです。


参加してみて

今回、参加してくださった方は皆さん地域を守るために考え、行動してくれる人です。

そういった方に頼りきりにならないで自分自身がやれることを見つけ、

それを積み重ねていくことが地域を良くすることになるのだと感じました。

また、冒頭に久木さんがおっしゃっていた「勉強で終わらせず、アクションを起こしましょう」という言葉の通り、自分のできることを行っている人が集まっていました。

学生である私でもできる、ほんの小さなことでもアクションを起こしていく重要性に気づけました。


今回は滋賀県内の学生さんにライターとして、

参加者とインタビュアーの両視点から記事執筆をしていただきました。

エネシフ湖北はこれからも、さまざまな立場の視点とコラボしながら

ゼロカーボン事業の未来への可能性を見つけていきます。

次回もぜひご期待ください!

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