灯台もとテラス

articles 活動内容

2023.11.26

ゼロカーボン×地域交通(エネシフミートアップVOL.4)

こんにちは!エネシフ湖北です。

今回は、2023/11/25(土)えきまちテラス長浜2階LOCO LIVING内にて開催された

『エネシフミートアップVOL.4ゼロカーボン×地域交通』についてレポートします。

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(チラシ)

エネシフミートアップは、エネシフ湖北が主催し、「ゼロカーボン×○○」をテーマに多様な人が参加し、

緩やかに繋がることを目指しています。

↓前回はこちら

今回のテーマは地域交通

エネシフ湖北は日々、

⚫︎ゼロカーボンへの取組は、地域を持続可能社会に変革していく移行戦略。
⚫︎ゼロカーボンへの取組を通じて、地域の課題を解決していく。

という思いを持って活動していますが、

交通は特に、住民にとって課題意識の高い分野だといえます。

地域の交通には、すでにさまざまな課題がありますが、

高齢化・人口減少と、さらに厳しい現実が待ち構えています。

そんな状況の中、ゼロカーボン社会への移行や技術革新を追い風にして、

地域の交通をよりよくするチャンスにしたい!

そんな取組のスタートラインに立つことが目標です。

目次

  1. オープニング
  2. 現状の課題感の共有
  3. 立命館大学の学生からのアイデア発表
  4. (株)Yanekaraからの発表
  5. 意見交換
  6. オフ会
  7. 終わりに。

秋晴れの気持ちよい日。さぁスタートです!

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(えきまちテラス長浜)

オープニング

まずはエネシフ湖北の久木さんから趣旨説明。

地域の課題をベースに、地域内外のさまざまな主体が立場を越えて語り合うことが狙いです。

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(久木さんからお話)

次に、自己紹介です。

今回の参加メンバーは、地域の福祉に携わる方や地域主導のエネルギー事業の担い手、東大発ベンチャーの株式会社Yanekara、やめエネルギー株式会社の方、市役所、環境省、県庁、大学教授、大学生などなど。

まさに県内外から、多様な参加者に集まっていただきました。

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(東京から来てくれた学生さん!)
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(長浜市民の方)

現状の課題感の共有

次に、参加者それぞれが考える地域交通の課題について出し合います。

今回、舞台は長浜ですが、他県からお越しの方も多く、

交通の課題は地域によって実に多様であることに気付かされます。

長浜の中でも多様です。長浜駅周辺に住む人で滋賀の南部や京阪神に通勤に行く人、

木之本の山間部に住み地元で働く人、子育て世帯、高齢者、観光客。

それぞれに課題感は異なります。

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(熱心に書いています。)

それを模造紙に貼り出して、それぞれの意見を話し合います。

電車の本数、子供の送り迎え、免許返納後の高齢者の移動手段、

やはり多様な人がいるので、さまざまな角度から意見が出てきます。

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(順番に発表)
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(近い意見に重ねて発言)

立命館大学の学生からのアイデア発表

アイスブレイクも含めた課題共有をした後に、情報のインプットです。

立命館大学の学生から日本を中心にEVカーシェアの事例について、共有していただきました。

電気自動車(EV)を蓄電池として使い、カーシェアとエネルギーマネージメントを掛け合わせることで、

地域全体でエネルギーを効率的に使い、防災等課題解決や住民生活の質の向上に役立てるための取組があるということです。

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(立命館大学の学生)
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(みなさん留学生です!)

(株)Yanekaraからの発表

次に、株式会社Yanekara代表取締役の吉岡さんから発表です。

吉岡さんは、滋賀県出身で祖父母の家が長浜にある等、

滋賀や長浜にもゆかりがあり、今回ご参加いただきました。

株式会社Yanekaraの事業内容のみならず、

吉岡さんが大学時代滞在したフライブルクの交通のあり方や

EV時代において車両を地域のバッテリーとして活用するアイデアや夢について発表いただきました。

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(熱いプレゼンテーション)

意見交換

インプットを踏まえ、地域の交通のあり方について話し合います。

ヨーロッパと日本の制度的な違いについてや、長浜での現実的な交通のあり方についても話題が及びました。

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(白熱する議論)

具体的な内容を一部だけ紹介すると、

・長浜北部で、軽トラをシェアできないか?

・福祉車両をEV化して、稼働していない時にバッテリーとして使えないか?

・車ではなく、バッテリーそのもののシェアリングをできないか?

・EVで蓄えた電気を地域のお祭りや福祉・医療に使っては??

等など。ディスカッションをすることでアイデアが書ききれない程出てきます。

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(福祉の立場からの発言)

地域のプレイヤーと課題を真ん中に、いろいろな可能性を探ります。

重要なのは、当事者意識

誰かに文句を言うだけじゃなく、知恵を出し合って、小さくともできることからチャレンジしていく空気感が大切だと思います。

具体的な結論が出た訳ではないですが、一通りお話をして、今回は終了です。

上述した知恵を出し合うというステップを踏めたので、次なるステージを目指し、

引き続き議論をやっていきたいです。

オフ会

終了後、希望者でオフ会です。

ハイペースで飲みながら、引き続き熱い議論が交わされます。

こうした緩い場で、次につながるアイデアや信頼関係が生まれることも。

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(かんぱーい!)

終わりに~地域交通というトピックを通した気づきと可能性~

今回、はじめて「地域交通」を扱ったイベントを実施しました。

企画してみて、さまざまな気づきを得られたのでシェアします。

まず、地域交通の課題は多様であり、全員の意見を集約して、一つの取組をするというのは難しい。

そのため、各方面でさまざまな取組みが必要であると感じます。

論点を整理するステップが必要だと思いました。

また、政策や交通インフラ整備として行政がやるべき事業と、

EV化や電源開発に伴い民間事業としてやるべきことについても、整理して考えることが大切だなと思いました。

他にも、長浜の北部であれば、集落の共助のサービスとしてやっていける可能性もあります。

いずれにせよ、もう少し現状の交通の仕組みについては勉強しないといけないなと感じました。

また、こうした交通の議論は生活に直結しますが、

業界内での意見集約という形以外で、多様な主体が学び合い、建設的に議論する場がないのではないか?

とも感じます。

そういう意味で、今回のような会がよりオープンになれば、

さらにワンステージあがった取組に繋がるのではと、可能性の側面も見えてきました。


今回は、市民主導で「分野横断」「越領域」を意識し、多様な人が話し合う機会を企画運営しました。

今回の結果も踏まえながら、こうした場を続け、それぞれが誰か任せでなく、当事者意識を持って行動を起こし、

事業や政策に繋げていくような動きを作っていきたいです。

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(オフ会 記念撮影)

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